こんぶ土居は、“活動する”昆布屋である。四代目店主・土居 純一は、父の代から本物を忘れてゆく現代の食に警鐘を鳴らし、正しい食品を生活に取り入れてもらうため、親子二代に渡って様々な活動に奔走している。
毎年、北海道の昆布漁師の元で漁を手伝い始めた土居 純一は、昆布業者でありながら、漁師の想いを理解できるようになったと語る。安価で便利な物を選択してしまうことで、知らぬまに漁師達に与えてしまうダメージ。その結果、失ってしまうかもしれない大阪の食文化。
土居 純一は、ワークショップを開き、実際に、簡単で美味しい“日本の昆布出汁”を体感してもらうことで、大阪の豊かな食文化の恵みに感謝し、それを支える漁師たちの存在を伝え、多くの人に美味しさを、譲り渡してゆく。