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こんにちは。
INSPIRING PEOPLE & PROJECTS(IPP)の監督 二宮です。

IPPには、毎回決まった音楽が使用されています。
ogurusu norihideくんに楽曲を提供してもらっています。

IPPを始める前に、ogurusuくんの曲を使って映像をつくったことがあります。
ただ、面識はありませんでした。一度会いたいなと思っていました。

岡田と御所近くを歩いていると、向こうからママチャリに乗ってくる男性とばったり。
ことのほか簡単にogurusuくんと会えました。その時は上手い具合に、OKAを撮影しようと岡田と話していたタイミングです。
こういう「何かの縁」がキッカケになる岡田と二宮でして、ogurusuくんに曲を相談しようと安直に話は進み
OKAの撮影を終えた後、ogurusuくんの部屋に僕らはいました。

ラフに編集したOKAの映像を見せて、それに合わせてogurusuくんがギターを奏で
即興で演奏してくれました。それが、今のIPPの音楽です。

なんて、、そんな上手いこといくはずなく。
お互いスレ違いのコミュニケーションを交わしていた気がします。
結果、その瞬間には何も生まれませんでした。

ですが、最後にogurusuくんが、何を思ったのか1つのカセットテープをかけ始めました。
それは、昔ogurusuくんが、友人のアーティストと一緒にいるときに即興で曲を作り続けた記録のテープでした。
ノイズの入った、いわゆるデモテープ状態です。

カセットテープが再生されて、最初の演奏のある部分に心を奪われる感覚を持ちました。
映像のコンセプトや目的に合っているから、この曲がいいとは考えませんでした。次の瞬間
頭で考えるよりも先に、”これで一度つくらせてくれませんか?”とogurusuくんに伝えていました。
HDDにデータを入れ持ち帰り、その曲を使って一気につくったのがOKA SKATEBOARDSの映像であり、
その曲が現在のIPPのテーマ曲となっています。

さて、、
どうして僕はその曲に惹かれたのか?どうしてogurusuくんはそのカセットテープを出してきたのか?
未だに上手く言えないことが沢山ありますが、今の答えはこうです。

IPPがつくろうとしているアプローチと、ogurusuくんがカセットテープに記録した演奏のアプローチが似ていたのではないか?ということ。
共通して僕たちの目の前には、「人」が居る。ただの人じゃない。特別に想う人。
その人に誘発されて曲ができていく、その人に誘発されて映像ができていく。

ちょっとした魔法のようなものです。何もないノープランの状態から、どんどん曲が増えていく、どんどん撮るものが増えていく訳ですから、、、。
一本の映像のコンセプトと構成は、あたりまえですが一本にしかならない。
けれど、人に向き合って作る映像は、何本にも増えていく。
「関係」とは不思議なものです。この「関係」は誰にでもその秘密を明かしてくれないと思っています。
ogurusuくんは関係の秘密を知っているミュージシャンだと思います。

IPPは、ogurusuくんのこの不思議な曲なくしてスタートしなかったと今では思っています。

一方、
ogurusuくんは、このカセットテープに、同じアプローチでつくられたピアノ編を加え
CDにしたアルバム“tonica”を発売することに踏み切りました。

レコーディングされていないとダメなんですか?
良い周到で、しっかり計画されていないとダメなんですか? 音質が悪いとダメなんですか?

僕はIPPと同じように、
ogurusuくんの“tonica”のような音楽があってもいんじゃないかと思います。

ぜひ一度、そんな視点で映像を見てもらえると嬉しいです。

Ogurusu norihide“tonica”の詳細はこちら

guitar guitar 1 (from tonica)

guitar guitar 3 “folk” (from tonica)

(nino / Chance Maker)